2008.12.23香川県三豊市・志々島の大楠 樹齢1000年以上
樹高 40m
幹周り 14m
訪問満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9.5
2008.12.23
今年最後の巨木は初めての香川県。朝5時45分、中国池田ICから中国道〜山陽道〜瀬戸大橋を渡る。途中与島SAで休憩。そこで土日祝日の昼間、瀬戸大橋半額のチラシを発見。9時から17時の間にゲートを通ることが条件とある。
しかたなく40分程時間をつぶす。9時少し前に与島SAを出て予定通り坂出を9時過ぎに通過する。2050円!半額だ。うどんを腹一杯食べられるのが嬉しい。目指すは詫間町須田港。志々島は人口18人で、定期船は1日3便。10時45分の定期船に乗って撮影後戻れるのは夕方になる。近くの釣り具屋さんで海上タクシーの情報を聞いてみたら、客でもないのに親切にあちこち電話で聞いてくれた。運良く見つかり、須田港で待つ。志々島の西にある粟島から来てくれた。志々島へは須田港から15分程。『1時間程で戻ります』と伝えると待ってくれるという。香川県人は皆親切だ。
大楠はわずかにある民家の横を通り、石段を15分程登り、さらに少しくだったところ。ダウンジャケットを着ていたので汗だくになった。途中港を一望でき、気持ちはいいが相当きつい。所々に畑があり頂上部分にも畑があった。島民18人、全て65歳以上と聞いていたがいったい誰がここを耕したのかと不思議に思う。底知れぬ島民のパワーを感じた。
大楠は北東の斜面に現れた。枝を四方に伸ばし精力旺盛。とても1000年以上を生きて来たとは思えないほど元気に見えた。周りは奇麗に草等が刈られており、あとで海上タクシーの船頭さんに聞いたところ年に2度近くの島からボランティアで掃除に来るらしい。志々島だけでなくこの辺りの島々の島民の宝物なのだと感じた。根元には祠や鳥居があり大楠神社として祀られていた。徳島県で加茂の大クスを見たが、志々島の楠は野生の強さを感じた。暫く堪能してまた元の道を港へ戻った。途中無住のお寺も奇麗に掃除されていた。この楠への道沿いにはいたるところに楠への方向が示された看板があり、道に迷うことはない。
今度いつ来れるか分からないがまだまだ成長してゆくでしょう。
須田港に戻ると昼前、さあ!さぬき釜玉うどん!結局3軒で食べました。大阪にもこのうどん屋さんがあれば・・・・
はずれのないうどんを食べられる香川県は大好きになりました。
志々島の大楠までの道はこちらで。