岐阜県荘川村・荘川桜 樹齢500年
樹高 20m
幹周り 6m
訪問満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆ 8.5
2008.5.2
いつものように朝3時半出発。昨日からガソリン税が元に戻っているので出発を躊躇したが、一昨年は開花前で残念だったので思い切って出発する。名神ー東海北陸道、途中長良川SAで休憩して7時に到着。インターネットの情報では少し葉が出かかっているとあったがまだまだ満開状態。アズマヒガン特有の色が薄く小さめの花が満開だ。青空でないのが残念だが、少しアンダー目に撮影して青みがでればと撮影を始める。朝早いのに結構たくさんの人が見に来ている。
幹は太くややねじれていて、苔がびっしりついている。太い幹と対照的な小さな花が可憐で可愛く見える。
御母衣(みぼろ)湖の向こうに見える山にはまだ雪が残っている。北海道並みの開花がうなずける。
湖に沈む2本の桜を救った高崎逹之助、笹部新太郎、丹羽政光の思いが咲かせているようにも思える。
「進歩の名のもとに、古き姿は次第に失われてゆく。だが、人の力で救えるものは、なんとかして残してゆきたい。古きものは古きがゆえに尊いものである。」(高崎達之助)
この後、白川郷へ足をのばす。茅葺きが並んだ家並みは見事だが、そのほとんどは土産物店か民宿。もちろん大勢の観光客が訪れていたが、先の高崎氏の言葉を思うとこのような形でしか残せないのかと、少し悲しく感じた。
荘川桜2006もご覧ください