巨木写真 長者の大銀杏INDEX

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2011.12.6
仁淀町長者の大銀杏 高知県吾川郡仁淀町長者
樹高 約15m
樹齢 推定1200年
幹周り 11m
訪問満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9.8
県指定天然記念物

高知県吾川郡仁淀町長者、須崎から494号で北上、佐川町から33号で佐川町経由仁淀町役場を経て大渡で川を渡り439号で南下。長者のバス停横の店先の女性に尋ねると親切に教えてくれた(高知の人は皆親切で大好きです)。
時間的にむずかしいかと思ったが、来て良かった。紅葉の盛りは過ぎていたが黄色く色づいた葉がまだ沢山付いており、落ち葉の絨毯も満喫出来た。
何より目を奪われたのは辺りの棚田だ。石を丁寧に積み上げた美しい棚田は少しの土地でも収穫出来るように考えた先人の知恵。すでに刈り取られていたが収穫時期は更に美しいだろうと想像出来る。まさに日本の原風景と呼ぶに相応しいところです。心が洗われるように思いました。
大銀杏は案内板に樹齢1200年、樹高15m、幹周り11mとある。文化13年(1817年と帰ってから分かりました)に長者村の庄屋、高橋嘉太平が十王堂の改築の為に3本の内1幹を切る。大正2年の火災で地上9m以上が焼失。4年の台風で地上6mから倒伏。更に昭和45年の台風10号で傷んだが樹勢は旺盛と書いてあります。
銀杏も見事ですが、長者の集落の美しさに感動しました。長者という地名も気に入り、あらためて訪問したい1本となりました。