巨木写真 菅山寺山門のケヤキ2本

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滋賀県伊香郡余呉町・菅山寺山門のケヤキ2本 樹齢伝承 1000年余
樹高  (1)15m/(2)20m
幹周り (1)6.2m/(2)5.8m

2006.8.3
滋賀県伊香郡余呉町365号線余呉町役場を東へ、ウッディパルスキー場から山道を登る。
約3km程車で上ると終点の駐車場。ここに菅山寺への案内板がある。
ここからは歩いて行くようだ。
菅原道真公ゆかりの菅山寺はは764年に初代照檀上人が孝謙天皇の勅命を受けて建立。
道真公は6〜11歳まで本寺で勉強し、44歳の時に山門に2本のケヤキと梅を植えたと伝えられるが、その梅はいまはないそうだ。
現在の菅山寺は無住の寺で、今日は人の往来は全くなく静かだ。
山へ入ってすぐ下り坂になる。途中坂口からの登りと合流し、さらに下る。
だんだんと下りが急になり、帰りの登りが心配になる。
お地蔵さんがあちこちにあるがみんな頭がない。宗教戦争で頭を切られたのかもしれない。数カ所の分かれ道を勘だけを頼りに進むと、お目当ての2本のケヤキが古い山門の両脇に現れた。
伝承1000年の樹齢というが、幹のコブや肌からも相当な年月が経っているのがわかる。
下から向かって左のケヤキはまだまだ元気そうだが右側のケヤキは治療が必要と思われる。
同行の優子が巨木の間を降りて来た。比較するものがあると改めてそのデカさに驚く。
寺の境内にある巨木はほとんどが大切に保存されているが、この2本のケヤキは野性的で力強い。いつまでもこのままでいてほしい。
しばらく見たあと、あの急勾配の登りをなんとか戻った。