2005.7.9 誕生寺の大銀杏
樹齢850年
目通り周囲5,9m
樹高15m
国道53号線を西へ少し入ったところに誕生寺はある。法然上人が生まれたところから誕生寺と呼ばれているらしい。その「法然上人が同じ岡山県の菩提寺の銀杏を杖にして持ち帰り、挿したところ育ったと云われている」と案内板に書いてある。他の巨木にも色々な逸話が案内板に書かれているが、どれも怪しいと思うのは私がへそ曲がりだからやろうか?少し反省。
この大銀杏は幹が逆円錐状に太り、枝が扇状に延びているさまから『逆木の公孫樹』の別名がある。幹や枝には乳と呼ばれる『気根』がたくさん垂れ下がっている。よくみると青い銀杏の実が鈴なりになっている。秋にはその匂いであたりはえらいことになるのではと心配。しかし、850年の古木がこれほどたくさん実をつけるとは・・・幹の途中にある治療した痕が痛々しい。お寺や神社にある巨木は手入れが行き届いていてきれいだが、野山にある巨木のような荒々しさがないのが残念。境内には他にも大木が数本あった。