巨木写真 和歌山県伊都郡紀美野勝谷・善福寺カヤ2本

写真をクリックしてください。大きな画像が見られます

2007.1.31 和歌山県伊都郡紀美野勝谷・善福寺カヤ2本
樹齢            800年以上
樹高            20m 15m
幹周り          7.0m   4.4m
訪問満足度   ☆☆☆☆☆☆  6.0

熊野神社横の郵便局で善福寺の情報を聞いてみる。局長らしい人が快く教えてくれた。
『勝谷やろ。ここから車で5分程。すぐに見えてくる』信じては走り出すが、どんどん道が狭くなりおばあさんが営む万屋さんで聞いてみると『知らないねえ』。
少し進むが、ますます狭くなるので不安になり引き返す。もう無理かなとあきらめかけたらバイクを止めて話す郵便局のおじさんを見つけて聞いてみる。
『勝谷やろ!車で行けるがそうとう険しいぞ!20分はかかるよ』さっきの局長らしき人とはずいぶんちがうがな!車で行けると聞いたので向かう事にする。
さっきのおばあちゃんの万屋を過ぎてどんどん行く。話では下って初めての辻を左へ。なかなかその下りまで行かない。不安が募る。一人なら間違いなく引き返す。まして昨日奈良県で土砂崩れがあった事を思い出し、ますます怖くなる。
カーナビには走っている道すら存在しない。白い部分を矢印だけが動いている。『ボケナビめ!』隣の優子が車酔いになりかけた時にその辻へ出た!。右は谷とある。『谷へは行くな』バイクのおじさんの云う通り!勇気百倍!左へ進むと善福寺が現れた。
カヤの巨木も見える。おじさんありがとう!郵政公社から民営化へ。局長らしき人はともかく、あのバイクのおじさんは地域の大切な人だ!末永く勤めてほしい。
さて、お目当てのカヤの樹。境内の階段の上下に1本づつ。上が大きい。樹齢は800年。
上の樹の幹の下の方は空洞化している。幹に苔がびっしりと生えている。かつては高野詣での休憩所となっていたという。境内にはおばあちゃんが数人。野良仕事を終えて休んでいるのだろうか。善福寺は無住の寺だが掃除は行き届いている。このおばあさん達が毎日きれいにしておられるのだろうか。ここにも地域に大切にされている事を感じた。