2009.3.30島根県益田市・金谷の城山桜 樹齢500年以上
エドヒガン
樹高 15m
幹周り 6.67m
訪問満足度 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 9.0
2009.3.30
島根県益田市はもう山口県に近い。その静かな山間の小高い丘の上に城山桜はある。
応永30年(1423年)頃に築かれた入船山城跡の出丸部分(シモマルモと呼ぶ)にあたるところへ築城当時に植えられたという。エドヒガンの老木で案内板の注意事項に『1.枝を折らないで。1.根の周りに立ち入らないで。1.付近を汚さないで。』と書いてある。当然だが残念なことにマナーの悪い人がいるということ。保存の為に守ってほしい。
車を谷を流れる小川の横にある駐車場らしき場所へ停め、少し登ると城山桜は7分咲き程度に咲いている。エドヒガンらしい花は小さく薄いピンク色の可憐な花が咲いている。地上少しのところから4本の太い枝に分かれ、その1本はアーチ状に1度土につき、さらに枝を伸ばしている。見事な枝振りの大桜。アーチ状の枝をくぐり反対側へ廻ると丸太で作られたベンチも置かれている。逆光でさらに花が強調されてとても美しい。抜けるような青空も手伝って暫く見とれていた。訪れる人は他にはなく2人で満喫して丘を降りたが途中女性が1人カメラをかついて登って来た。あの人も独り占めだ。贅沢な花見でした。